このプロジェクトは、マレーシア西岸の漁業者コミュニティをプロジェクトサイトとし、地域基盤向上を目指しています。ここでの成果を他の地域で活用することも考えています。本学卒業プロジェクトの一つでもあり、現在はJICA草の根事業の支援により実施しています。
これまでの経緯
- 2010年
- マレーシア水産局職員および漁業者対象の【地域型漁業実施管理】に関するJICA国別研修を鹿児島大学水産学部で実施。
- 2011年~2014年
- JICA草の根事業【マレーシア国における地域基盤型沿岸漁業管理の推進】を通した交流を実施。
- 小型定置網の管理運用支援を通した交流。
- 2019年11月~2021年3月
- JICA草の根支援事業【マレーシアにおける漁村活性化モデルの構築と推進】1期の実施を通した交流。
- コロナ禍でのオンライン交流。
- 2022年5月~
- JICA草の根支援事業【マレーシアにおける漁村活性化モデルの構築と推進】2期の実施を通した交流。
目標
- 持続的な水産物の生産
- 地域の水産物の有効利用
最近の活動
- 2023年11月
- 将来の展開に備えた固定漁具ライセンス制度の水産局州支局レベルで最終提案。
- 地域の資源強化と持続的資源利用を目指した活動の布石としてコミュニティで魚礁設置。
- JICA草の根支援事業の事業期間終了によるラップアップミーティングの実施。
- 2023年10月
- 9月の討論以降の再検討に基づき、地域漁業者、水産局支部関係者と漁業制度についてディスカッション。
- 地域の資源強化を目指して、コミュニティによる魚礁設置に関する打合せ。
- 2023年9月
- 地域漁業者、水産局支部関係者との漁業制度についてのディスカッション、WS。
- 水産局HWで、プロジェクトの進捗状況の共有ととりまとめについて相談。
- 2023年3月
- アッドバリュープロダクツ開発に関して、中間評価と商品化までのロードマップ策定。
- 品質管理および商品化に向けた研修実施。
- 2023年2月
- 廃棄貝殻の有効利用に関する提案。
- 既設小型定置網の利用に関する検討。
- 2022年12月
- 魚皮の有効利用に関する提案と利用法に関する研修・ワークショップの実施。
- 2022年11月
- アフタコロナにおける第二期キックオフミーティングの実施。
- アッドバリュープロダクツ開発に関する提案と研修・ワークショップの実施。
- 2022年2月
- 魚皮の有効利用に関する試行を地域漁業者とオンラインで実施。
- 2021年2月
- 水産局関係者、地域漁業者と漁業制度に関する研修実施(オンライン)。
- 地域漁業者と共同で水揚げ報告システムに関する試行(オンライン)。
- 2020年2月
- 固定漁具に関する本邦研修を水産局関係者と地域漁業者と策定。
- 2019年11月
- 地域住民、水産局関係者とのキックオフミーティングの実施。
- 公設市場における水産物流通調査。